この記事でわかること
  • 中小企業の約8割が「どこから始めればいいか分からない」と答えている実態(IPA調査)
  • 北関東2万3千社を実測してわかった、業種を問わない「弱点」の共通パターン
  • 専門知識ゼロでも迷わず動ける、優先順位付きの3ステップ
  • 費用のハードルを下げる、中小企業向け補助金の使い方

「セキュリティ対策、大事なのは分かっている。でも、何から手をつければいいのか分からない」——私たちが中小企業の経営者・担当者の方とお話しする中で、最も多く耳にする言葉です。

これは決して珍しい悩みではありません。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査でも、中小企業のおよそ8割が「対策をどこから始めればいいか」「誰に相談すればいいか」分からないままだと回答しています。専門部署も専任の担当者もいない中小企業にとって、これはむしろ自然なことです。

※本記事の実測データは、群馬・茨城・埼玉・千葉・栃木の中小企業サイト約2万3千件(工務店・士業・不動産・医療介護・製造業)を、公開情報の範囲で自動診断した集計値です。攻撃行為・不正アクセスは一切行っていません。個別の企業名は掲載していません。

「どこから手をつければ」——中小企業の8割が抱える共通の悩み

なぜ多くの中小企業が、セキュリティ対策を後回しにしてしまうのでしょうか。理由は「意識が低いから」ではなく、もっと構造的なものです。

📖
専門用語の壁
「CSP」「HSTS」「クリックジャッキング」——調べようとしても専門用語が並び、何が自社に必要なのか判断できません。
🎯
優先順位が分からない
やるべきことが多すぎて、どれが本当に重要でどれが後回しでいいのか、判断基準が見えません。
💰
費用が読めない
「対策会社に頼んだらいくらかかるか分からない」という不安が、最初の一歩を踏み出しにくくしています。
🧑‍💼
専任の担当者がいない
ホームページは制作会社に任せきり、社内には詳しい人がいない——多くの中小企業に共通する状況です。

北関東2万3千社を実測してわかった、業種を問わない弱点

「うちの業種は大丈夫だろう」——そう思っていませんか。私たちが北関東の中小企業サイト約2万3千件を実際に診断した結果、業種を問わず共通する弱点が見えてきました。

点検項目該当率(約2万3千件中)何が問題か
① 管理画面(ログイン画面)が外から開ける状態31.8%3社に1社。総当たり攻撃の入口になる
② CMS(WordPress等)のバージョンが露出53.5%古い版だと既知の弱点を狙われやすい
③ 常時SSL(https)未対応12.3%フォーム入力情報が暗号化されず送信される
④ 何らかの要注意・やや注意の項目あり98.8%ほぼすべてのサイトに改善余地があった

出典:北関東2万3千社の実測レポート(2026年8月)

業種別に見ても、傾向はそう変わらない

業種ごとの詳しい実測データも公開しています。自社の業種の実態を確認してみてください。

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今すぐ、自社サイトの危険性をチェック

ドメインを入れるだけで、「誰でも管理画面に入れる状態になっていないか」「サイトの鍵(暗号化)が切れていないか」「古いシステムのまま放置されていないか」を、誰でも見られる情報の範囲で自動チェックします。

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まずは「今の状態」を、無料で知ることから。

管理画面の露出・CMSの状態・SSL対応など、外から見える弱点を公開情報の範囲で点検し、優先度順に整理してレポートでお渡しします。押し売りはしません。

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何から始めればいいか——迷わない3ステップ

専門知識がなくても大丈夫です。以下の順番で進めれば、優先順位で迷うことはありません。

ステップ1:まず「今の状態」を知る

対策は、現状把握なしには始まりません。自社サイトの管理画面が外から開けないか、CMSのバージョンが古いままでないか、SSL(暗号化通信)に対応しているか——この3点だけでも、まず確認してみてください。判断が難しい場合は、公開情報の範囲で行う無料の外周点検を使うのが確実です。

ステップ2:見つかった弱点に「優先順位」をつける

すべてを一度に直そうとする必要はありません。優先すべきは「個人情報の漏洩に直結するもの」から。具体的には、管理画面の露出(総当たり攻撃の入口)と、フォームのSSL未対応(入力情報が平文で送信される)の2つが最優先です。CMSのアップデートなど、時間をかけて対応できるものは次の順番で構いません。

ステップ3:費用のハードルは、補助金で下げる

「対策費用が読めない」という不安には、公的な補助制度が使えます。IT導入補助金の「セキュリティ対策推進枠」は、中小企業・小規模事業者のセキュリティサービス導入を対象に、費用の一部を補助する制度です。対象要件や金額は年度により変わるため、申請前に最新の公募要領を確認してください。詳しくはこちらの記事で解説しています。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、優先順位の高いものから確実に潰していくことです。「何もかも分からないから、何もしない」状態から、「分かる範囲から、順番に進める」状態に変えるだけで、リスクは大きく下がります。

正直にお伝えします。どんな対策をしても「絶対に安全」はありません。目的は“ゼロリスク”ではなく、機械的な無差別攻撃に「ここは面倒だ」と素通りさせることです。優先順位の高い箇所から鍵を閉めていけば、その大半は防げます。

よくある質問(FAQ)

予算がありません。何から始めればいいですか?

まずは無料の外周点検で「今の状態」を知ることから始めてください。管理画面のURL変更やCMSの更新など、優先度の高い対策から着手すれば、大きな出費をせずにリスクを大きく下げられます。

IT担当者がいません。それでも対応できますか?

専門知識がなくても、優先順位さえ分かれば迷わず動けます。まず自分で確認できる項目をチェックし、判断が難しい箇所だけ制作会社や外部の専門家に相談する、という進め方で十分です。

補助金はどんな会社でも使えますか?

IT導入補助金のセキュリティ対策推進枠は、中小企業・小規模事業者向けの制度です。対象要件・補助額・補助率は年度により変わるため、申請前に最新の公募要領を確認してください。

まとめ|「分からない」から「順番に進める」へ

セキュリティ対策で最初につまずくのは、知識でも予算でもなく「何から始めればいいか分からない」という迷いです。まずは自社サイトの現状を知り、優先順位の高いものから一つずつ潰していく——それだけで、多くの中小企業が抱える弱点の大半は防げます。

「うちはどこから直せばいいのか分からない」という方は、まず外から見える弱点を無料で点検し、優先順位を整理したレポートをお渡しします。

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