この記事でわかること
  • SECURITY ACTION(IPA)とは何か、一つ星・二つ星の違い
  • 宣言までの手順と、必要な準備
  • 取引先・補助金への対応で、宣言がどう役立つか

取引先から「セキュリティ対策はしていますか?」と聞かれたり、補助金の申請要件に出てきたりして、SECURITY ACTIONという言葉を目にした方も多いと思います。難しいものではなく、中小企業が無料で、自分たちの取り組みを宣言できる制度です。

SECURITY ACTIONとは

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営している制度です。中小企業が自社の情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言すると、ロゴマークを名刺・Webサイト・パンフレットなどに掲載できます。

段階内容(概要)
★ 一つ星IPAの「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」にある5か条などに取り組むことを宣言
★★ 二つ星自社診断を実施し、情報セキュリティ基本方針を定めて外部に公開することを宣言
※内容や要件は更新されることがあります。申込みの前に、必ずIPAの公式ページで最新の案内をご確認ください。

宣言までの流れ

  1. IPAの公式サイトで制度の内容を確認(一つ星か二つ星かを選ぶ)
  2. 自社診断(25項目のチェック):二つ星を目指す場合は実施
  3. 基本方針を作る:IPAのひな形を使えます
  4. オンラインで申込み・宣言:確認後、ロゴマークのダウンロードが可能に
  5. ロゴを名刺・Webサイトに掲載

宣言が役立つ場面

無料・入力30秒・費用契約なし

今すぐ、自社サイトの危険性をチェック

ドメインを入れるだけで、「誰でも管理画面に入れる状態になっていないか」「サイトの鍵(暗号化)が切れていないか」「古いシステムのまま放置されていないか」を、誰でも見られる情報の範囲で自動チェックします。

宣言の「次」にやること

宣言はスタート地点です。次の3つを実行すると、宣言が“看板倒れ”になりません。

  1. 機器・ソフトを最新にする(VPN・ルーター・PC・WordPress)
  2. ログインを守る(二段階認証・パスワードの使い回し禁止)
  3. ホームページの外周を点検する(管理画面の露出・SSL・古いCMS)

私たちが北関東約2万3千社を診断したところ、管理画面が外から開けるサイトは31.8%でした。取引先に見られるのは、宣言のロゴだけではありません。実際に外から見える状態も、確認される可能性があります。

⚠ 正直にお伝えします。ロゴを掲載しているだけで、実態が伴っていない状態は避けましょう。宣言と実態のズレは、かえって信用を損なうことがあります。

よくある質問(FAQ)

SECURITY ACTIONの宣言に費用はかかりますか?

宣言そのものは無料です(IPAのサイトから申込み)。『一つ星』『二つ星』の2段階があります。

宣言するだけで、本当に安全になりますか?

いいえ。宣言は『取り組みを始めた』という意思表明で、安全の保証ではありません。宣言をきっかけに、実際の対策(更新・バックアップ・ログイン保護など)を進めることが大切です。

補助金の申請に必要になると聞きました。

補助金によっては、SECURITY ACTIONの宣言が申請の要件になっています。申請を考えている場合は、公募要領で最新の要件を必ず確認してください。

まとめ|宣言は無料。実態を整えて、はじめて意味を持つ

SECURITY ACTIONは、中小企業が取引先や補助金に向けて、最初の一歩を示せる制度です。宣言と合わせて、外から見えるホームページの状態も確認しておくと安心です。

無料・費用契約なし

宣言の前に、外から見える状態を無料で確認します。

SSL・管理画面の露出・CMSの状態を点検し、優先度順にお伝えします。

オンライン対応・所要約30分・押し売りなし