この記事でわかること
- ランサムウェアに感染したと気づいたときの初動(最初の30分)
- やってはいけない行動
- 被害を小さくするために、普段から準備しておくこと
「ファイルが開けない」「画面に脅迫文が表示された」——ランサムウェアの被害は、最初の対応で被害の広がり方が大きく変わります。ここでは、中小企業の経営者・担当者が、慌てずに動くための初動と準備をまとめます。
最初の30分でやること
- 感染が疑われる端末を、ネットワークから切り離す:LANケーブルを抜く/Wi-Fiを切る。電源は、専門家の指示があるまで落とさないのが一般的です
- 他の端末・サーバーへ広がっていないか確認:共有フォルダ、NAS、バックアップ機器の状況を確認
- 画面(脅迫文)を写真で記録:後の調査・相談に使います
- 連絡先へ連絡:保守業者・セキュリティ会社、警察のサイバー犯罪相談窓口、IPAの相談窓口
- 社内で情報を一本化:誰が何を判断するかを決め、勝手に復旧作業を始めない
やってはいけないこと
- 自己判断で身代金を支払う(復旧の保証はなく、再び狙われる可能性も)
- 感染端末を使い続ける/再起動を繰り返す
- バックアップ機器を、そのままつなぎ直す(バックアップまで暗号化されることがあります)
- 黙っておく(取引先や顧客に影響が出る場合は、早めの説明が信頼を守ります)
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被害を小さくする、普段の準備
| 準備 | なぜ効くか |
|---|---|
| ネットワークから切り離したバックアップ | つながったままだと、バックアップごと暗号化される |
| VPN・ルーターの更新 | 警察庁の資料では、侵入経路の中心がVPN機器の脆弱性 |
| 二段階認証 | 盗まれたパスワードだけでは入れない |
| 連絡先と手順を1枚に | 慌てずに初動を取れる |
警察庁の集計では、ランサムウェア被害の約6割は中小企業とされています。「うちは小さいから」は、備えない理由にはなりません。ホームページの外周も、入口のひとつとして確認しておきましょう。
⚠ 正直にお伝えします。この記事は一般的な初動の目安です。実際に感染した場合は、必ず専門家(保守業者・セキュリティ会社・警察)の指示に従ってください。
よくある質問(FAQ)
身代金は払ったほうがいいですか?
支払いは推奨されていません。支払っても復旧が保証されないうえ、さらなる攻撃の標的になるおそれがあります。判断の前に、警察や専門家へ必ず相談してください。
感染したパソコンは、電源を切るべきですか?
まずはネットワーク(LANケーブル・Wi-Fi)から切り離すのが基本です。電源を切ると調査に必要な情報が失われることがあるため、専門家の指示があるまで電源は落とさない対応が一般的です。
どこに相談すればいいですか?
警察のサイバー犯罪相談窓口、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口、契約している保守業者・セキュリティ会社が主な相談先です。事前に連絡先を1枚にまとめておくと、慌てずに済みます。
まとめ|初動は「切り離す・記録する・相談する」
ランサムウェアの初動は、切り離す・記録する・相談するの3つです。そして被害を小さくする鍵は、普段のバックアップと更新。まずは、連絡先を1枚にまとめるところから始めてみてください。
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