転記代行の費用対効果を試算する居宅ケアマネジャー
この記事でわかること
  • 「1件1,000円」を時給で考える損益分岐(おおむね30〜36分)
  • 削減時間別の"金額価値"の一覧
  • 時給は「実際の人件費」ではなく参考値であること
  • 入力時間だけで比べてはいけない理由(全工程で見る)
  • 結局は「無料お試しで実測」が最も確実な理由

認定調査票の特記事項を1件1,000円で転記代行——これは高いのでしょうか、安いのでしょうか。答えは「削減できる作業時間しだい」です。ここでは、公的データの時給参考値を使って、正直に試算してみます。「必ず得」と断定はしません。判断材料を並べます。

ケアマネの時給で考える損益分岐

厚生労働省が公表した令和8年度適用の一般賃金資料では、介護支援専門員の時給換算の参考値として、基準値1,410円、参考値1,690円、経験5年相当1,884円、経験10年相当2,012円などが示されています。これは労使協定方式の派遣賃金算定用の資料で、居宅介護支援事業所の実際の人件費平均そのものではありません。あくまで「人件費を考えるための参考値」として使います。

参考値1,690円で、1件あたりの削減時間だけを金額に換算すると、次のようになります。

1件あたり削減時間賃金換算の時間価値1,000円との差
10分約282円約718円の費用超過
30分約845円約155円の費用超過
36分約1,014円おおむね損益分岐
45分約1,268円 約268円の価値超過
60分約1,690円 約690円の価値超過

参考値1,690円なら約35.5分、経験5年相当1,884円なら約31.8分、経験10年相当2,012円なら約29.8分の削減が、賃金額だけで見た1,000円の損益分岐になります。特記事項1本の手入力に45〜60分かかる場合が多いことを踏まえると、削減時間が損益分岐を上回る可能性は十分にあります。

計算式(そのまま使えます)

1件あたりの実質効果 =(導入前の時間 − 導入後の時間)÷ 60 × 事業所内の時間単価 − 利用料金

この試算に「含めていないもの」

上の金額には、あえて含めていない要素があります。正直に開示します。

つまり、単純な「入力時間の削減」だけで比べると実態を見誤ります。スキャンから貼り付け・原本照合までの全工程で比べるのが正解です。

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あなたの資料で測るのが確実。

「転記に平均何分かかる」という全国データは公的資料には見当たりません。だからこそ、同じ担当者・同程度の文字量で、導入前後の時間を実測するのが確実。初回10本無料で、リスクなく試せます。

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固定費ゼロなら、予算化のハードルも低い

費用対効果を左右するのは、単価だけではありません。初期費用・月額基本料が0円で、使った件数だけの従量課金なら、使わない月に費用が発生せず、法人の予算化・社内承認もスムーズです。月額固定のサブスクは、繁閑差のある小規模事業所では「使わない月も払う」ムダが生まれがちです。

料金で確認したいこと

「1件」の数え方(1名分か1枚か)、再処理・読取不能時の扱い、月間上限、請求方法。ここが明朗なほど、費用対効果は計算しやすくなります。

まとめ:数字で語り、実測で確かめる

1件1,000円は、削減時間がおおむね30〜36分を超えれば、賃金額だけでも元が取れる水準です。特記事項の手入力が45〜60分かかる現場なら、効果が出る可能性は高いといえます。ただし、これは参考値による試算。断定せず、自分の事業所の資料で実測して判断するのが、いちばん確実で誠実な進め方です。

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