- 施工事例を増やしても、問い合わせが増えない理由
- 見込み客が、問い合わせの前に確かめていること
- 施工事例ページに足したい4つの情報
- 新築以外の「小さな相談」の入口のつくり方
工務店のホームページの相談で、よく聞かれるのが「施工事例をもっと増やした方がいいですか」という質問です。施工事例は大事です。家づくりを考えている人は、必ずと言っていいほど事例を見ます。
ただ、事例を増やしても問い合わせが増えない工務店は少なくありません。理由の多くは、事例を見た人が「この会社に相談していいのか」を判断できず、そのまま離れていることにあります。事例を増やす前に、事例を見た人の「次の一歩」を整えます。
見込み客が、問い合わせの前に確かめていること
家づくりの相談は金額が大きく、しかも一度相談すると営業されそうだと感じる人もいます。そのため、問い合わせの前に次のようなことを確かめています。
- 自分の住んでいる地域に対応しているか
- だいたいの価格帯:自分の予算で頼める会社なのか
- どんな家が得意な会社か:平屋、自然素材、性能、リフォームなど
- 相談したら、何が起きるか:しつこく営業されないか、何を準備すればいいか
この4つがページのどこにも書いていないと、事例がどれだけきれいでも、問い合わせのボタンまでは進みません。
施工事例ページに足したい4つの情報
| 足す情報 | 書き方の例 | 読む人の安心 |
|---|---|---|
| 1. 地域 | 「○○市」「○○町」など市町村まで | 自分の地域で建てている会社だと分かる |
| 2. 規模と価格の目安 | 延床○坪、本体価格○○万円台(出せる範囲で) | 予算が合うかを自分で判断できる |
| 3. お施主様の悩みと、選んだ理由 | 「冬の寒さ」「家事動線」「親との同居」など | 自分と同じ悩みの人が建てたと分かる |
| 4. 次の一歩 | 「同じような間取りの相談はこちら」など1つだけ | 見終わったあと、どこへ進めばいいか分かる |
全部の事例に完璧に書く必要はありません。新しく載せる事例から、この4つの欄を設けるだけで十分です。過去の事例は、よく読まれているものから順に足していきます。
相談の入口を、「家づくり相談」だけにしない
新築の相談は、検討期間が長く、件数も多くありません。「家づくり相談」のボタンしかないと、まだそこまで決めていない人は問い合わせを先送りにします。
その手前に、小さな相談の入口を用意します。
- リフォーム・外壁・水回りなど、今すぐの困りごと
- 省エネ改修などの補助金が使えるかの相談(補助金の案内の記事)
- 相続した実家・空き家をどうするかの相談(空き家相談の記事)
- 土地探しや、建て替えかリフォームかの相談
連絡手段も、フォームだけでなく電話やLINEを並べておくと、若い世代から年配の方まで相談しやすくなります。
今のホームページの導線を、
一緒に見てみませんか。
施工事例・相談の入口・地域のページを確認し、問い合わせにつながる順に、直すところをお伝えします。
オンライン対応・押し売りなし検索で見つけてもらうページをつくる
「○○市 工務店」のような地域名だけの検索は、大手のハウスメーカーや住宅情報サイトが強く、地域の工務店が上位に入るのは簡単ではありません。狙いやすいのは、地域名と具体的な悩みを組み合わせた検索です。
- 「○○市 平屋」「○○市 二世帯住宅」のような、建てたい家の種類
- 「○○市 リフォーム 補助金」のような、制度やお金の悩み
- 「○○市 実家 建て替え」のような、家族の事情
施工事例を「平屋」「二世帯」「リフォーム」などのテーマや地域ごとにまとめた一覧ページをつくると、それ自体が検索の入口になります。
問い合わせが来たあとの、返信と記録
せっかくの問い合わせも、返信が遅いと他社に流れます。ページに「○営業日以内にご連絡します」と返信の目安を書き、実際にその時間で返します。そして、問い合わせが来たら「どこで知ったか」を聞き、台帳に残します。どの事例やページから相談が来ているかが分かると、次に増やす事例のテーマも決めやすくなります。
公開前のチェックリスト
- トップページか、各ページの下に「対応エリア」が書いてある
- 価格の目安(幅でよい)が、どこかのページで分かる
- 施工事例に、地域・規模・悩み・次の一歩が書いてある
- 新築以外の小さな相談の入口がある
- フォームの近くに、返信の目安と「相談だけでも大丈夫」が書いてある
- 問い合わせのとき、「どこで知ったか」を聞いている
よくある質問(FAQ)
施工事例の写真が少ないのですが。
プロのカメラマンでなくても、スマホで十分です。完成写真だけでなく、工事中の写真や打ち合わせの様子も、家づくりの進め方が伝わる材料になります。お施主様に掲載の許可をいただくことは忘れずに。
価格を出すと、高いと思われて問い合わせが減りませんか?
金額を出さないと、「相談したら高い見積りが来そう」と感じて問い合わせをためらう人もいます。「本体価格○○万円台から」「この事例は延床○坪」のように、幅や目安で十分です。予算が合わない相談が減り、合う相談の割合が上がるという考え方もあります。
SNSとホームページ、どちらを先に整えるべきですか?
家づくりは比較検討の期間が長いので、まずはホームページで「対応エリア・価格の目安・相談の入口」がそろっている状態を先に作ることをおすすめします。SNSは、そのページに人を連れてくる役割として後から足すと効果を確かめやすくなります。
まとめ
工務店のホームページで問い合わせを増やすには、事例の数より先に、事例を見た人が「この会社に相談していい」と判断できる情報と、次の一歩を整えることが大切です。地域・価格の目安・悩み・相談の入口。この4つがそろってから事例を増やすと、増やした分が相談につながりやすくなります。
施工事例を、
相談につながるページに。
地域・価格・相談の入口を整え、問い合わせの数字を毎月確かめながら改善します。工務店のホームページ制作・改修もご相談ください。
オンライン対応・押し売りなし