更新の結論
日付だけ変える更新では不十分です。人、連絡先、利用者、災害リスク、備蓄、システム、協力先、訓練結果が現在の運用と一致するか確認し、変更箇所・理由・承認者を残します。
BCPは緊急時に使う業務手順です。厚生労働省のガイドライン・ひな形・研修資料を参照しつつ、少なくとも訓練後、組織変更後、拠点やシステム変更後には見直してください(一次資料は2026年9月2日確認)。
年次更新の9項目
- 職員・連絡網:退職、入職、役職、電話番号、参集可否
- 利用者:医療依存度、電源機器、避難・継続支援の優先順位
- ハザード:洪水、土砂、地震、津波、避難先・経路
- 優先業務:止められない業務、縮小できる業務、最低人数
- 備蓄・設備:水、食料、衛生用品、燃料、発電、期限
- 感染症:ゾーニング、PPE、欠勤時の体制、保健所等の連絡
- システム:バックアップ、代替記録、停電・通信断、サイバー事故
- 協力先:自治体、医療機関、他事業所、業者との連絡・協定
- 研修・訓練:実施記録、判明した課題、改善の完了状況
30日・半年・1年の更新サイクル
| 時期 | 確認内容 |
|---|---|
| 作成後30日 | 職員への周知、連絡先、配布場所、初回の短時間訓練 |
| 半年 | 人員・利用者・備蓄の変化、改善課題の進捗 |
| 1年 | 全項目、訓練結果、ハザード・制度・システム変更を反映 |
更新履歴に残す6項目
- 版番号と更新日
- 変更した章・様式
- 変更理由
- 確認に使った資料
- 作成者・確認者・承認者
- 職員への周知日と方法
一次資料
厚生労働省:介護施設・事業所におけるBCP作成支援研修で、感染症・自然災害のガイドライン、サービス別ひな形、机上訓練資料を確認できます。
FAQ
変更がなくても更新記録は必要ですか?
確認した日、確認者、変更なしの判断を残すと、定期的に見直したことと次回確認時の基準が明確になります。
誰が更新を担当しますか?
管理者だけに集中させず、人員、設備、感染、システムなど項目ごとの確認担当を決め、最終承認者を明確にします。