このまま使える30分構成

5分で状況説明、15分で対応を話し合い、5分で発表、5分でBCPの修正点を決めます。訓練は「正解を当てる場」ではなく、連絡先・役割・代替手段の抜けを見つける場です。

厚生労働省は、介護施設・事業所向けにBCPガイドライン、ひな形、机上訓練の解説動画を公開しています。本記事はそれらを踏まえた小規模な実施例です(2026年9月2日確認)。

実施例1:地震で停電・断水

  1. 震度6弱、停電、断水、固定電話不通という状況を配る
  2. 利用者の安全確認を誰がどの順番で行うか決める
  3. 職員の安否・参集可否をどう集めるか確認する
  4. 電源、水、食事、排泄、医療機器の優先順位を話す
  5. 家族、自治体、協力先への連絡手段を確認する

実施例2:訪問系で道路寸断

訪問予定10件のうち一部地域へ移動できない想定です。訪問継続の優先順位、電話確認への切替、主治医・ケアマネとの連携、代替職員、記録方法を話し合います。

実施例3:感染症で職員3割欠勤

重要業務、縮小・休止できる業務、応援要請、ゾーニング、物品在庫、利用者・家族への説明を確認します。自然災害BCPと感染症BCPの連携点も見つけます。

訓練記録に残す項目

項目記録内容
基本情報日時、場所、想定、参加者
確認できたこと機能した連絡先・役割・備蓄
課題判断できなかった点、情報不足
改善担当者、期限、BCP修正箇所
一次資料

厚生労働省:介護施設・事業所におけるBCP作成支援研修には、入所・通所・訪問・居宅別の作成資料と机上訓練動画があります。頻度や対象は自事業所に適用される運営基準・自治体案内で確認してください。

BCP運用支援

作成済みBCPを、実際に動く手順へ。

机上訓練、職員研修、年次更新まで事業所に合わせて整理します。

FAQ

訓練は実動でなければいけませんか?

机上訓練も、役割や手順の確認と改善点の抽出に有効です。必要に応じて安否確認や避難などの実動訓練と組み合わせます。

訓練後に何をすべきですか?

課題を担当者・期限付きで記録し、連絡網、優先業務、備蓄、代替手段などBCP本文へ反映します。