先に結論
記録AIは「音声が文字になるか」だけで選ばず、看護師が確認・修正して既存記録へ戻せるか、個人情報を安全に扱えるか、現場が訪問直後に使えるかで判断します。
訪問看護の記録AIは、SOAPなどの下書きを早く作る道具です。最終的な記録内容の確認と判断は看護師が行います。以下の15項目を、無料試用中に実際の担当者が確認してください。
1. 入力と出力を確認する5項目
- スマートフォンから音声をすぐ送れるか
- 専門用語・薬剤名・利用者固有の表現を修正しやすいか
- SOAPなど事業所の様式に合わせられるか
- 元音声と生成文を見比べられるか
- 電子カルテへ安全にコピーまたは連携できるか
2. 安全管理を確認する5項目
- 入力データの保存場所と保存期間が明示されているか
- 生成AIの学習に利用されるか、拒否設定があるか
- 職員別の権限、退職時の停止、操作ログがあるか
- 通信・保存時の暗号化、バックアップ、障害時対応が示されているか
- 委託契約、秘密保持、事故時の連絡手順を確認できるか
3. 定着と費用を確認する5項目
- ITが苦手な職員を含む2〜3名で試せるか
- 1件あたりの作成・修正時間を導入前後で測れるか
- ID追加、初期設定、連携、保守を含む総額が分かるか
- 最低利用期間と解約時のデータ返却条件が明確か
- 誤変換時に人が確認する運用ルールを作れるか
2週間の試行で測る指標
| 指標 | 測り方 |
|---|---|
| 記録完了時間 | 訪問終了から確定までの中央値 |
| 修正量 | 生成文の修正箇所数と修正時間 |
| 利用率 | 対象訪問のうち実際に使った割合 |
| 持ち帰り | 勤務時間外に確定した記録件数 |
FAQ
AIが作った記録をそのまま保存できますか?
そのまま確定せず、看護師が事実関係と表現を確認・修正する運用が必要です。
電子カルテの入れ替えは必要ですか?
必須ではありません。まずは下書きを生成して既存カルテへ転記する局所導入から検証できます。