- 毎月見る数字は5つで足りる
- 見る順番は「見つかる → 読まれる → 相談」
- 数字から「次に直すページ」を決める3つのパターン
- 月30分で回せる振り返りメモのひな形
GA4(Googleアナリティクス4)とサーチコンソールは入れてある。でも、開いてみると項目が多すぎて、何を見ればいいか分からない。結局、月に一度も開かなくなる。小さな会社では、とてもよくあることです。
毎月の振り返りで必要なのは、レポートを全部読むことではありません。「来月、どのページを直すか」を1つ決めることです。そのために見る数字は、5つで足ります。
毎月見るのは、この5つ
| 数字 | どこで見るか | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 1. 検索のクリック数と表示回数 | サーチコンソール「検索パフォーマンス」 | 検索で見つかっているか |
| 2. 検索語句(クエリ)の上位と、11〜20位のもの | サーチコンソール「検索パフォーマンス」→クエリ | 次に書く・直すテーマ |
| 3. 入口になっているページ | GA4「レポート」→「エンゲージメント」→「ランディングページ」 | どこから読まれ始めているか |
| 4. 問い合わせ・電話・LINEのタップ数 | GA4「イベント」(設定してあるもの) | 相談の手前まで来た人の数 |
| 5. 新規の相談数と、どこで知ったか | 社内の問い合わせ台帳 | 仕事につながっているか |
5つ目だけはGA4では分かりません。フォームの送信には営業メールやテストも混ざるので、届いた問い合わせを社内で分けて数えます。
見る順番は「見つかる → 読まれる → 相談」
上の表を、上から順に見ます。相談の数が少なくても、検索のクリック自体が月数十回なら、問い合わせが少ないのは自然なことです。その場合に直すのは問い合わせフォームではなく、見つけてもらう段階です。下の数字だけを見て判断すると、直す場所を間違えます。
期間は「先月」と「その前の月」、できれば「前の年の同じ月」と比べます。季節で動く業種(住宅、観光、飲食など)では、前月比だけだと判断を誤りやすいからです。
「次に直すページ」を決める3つのパターン
パターン1:表示は多いのに、クリックが少ないページ
検索結果に出ているのに選ばれていません。掲載順位が10位前後なら、ページのタイトルと説明文を、検索した人の言葉に近づけます。サーチコンソールで、そのページがどんな言葉で表示されているかを見て、いちばん多い言葉をタイトルの前の方に入れます。
パターン2:11〜20位にいる検索語句があるページ
あと一歩で1ページ目に乗る検索です。そのページに足りない情報(料金の目安、対応エリア、よくある質問など)を足し、関係する別のページからリンクを張ります。新しい記事を書くより、早く効くことが多いです。
パターン3:よく読まれているのに、先に進まない入口ページ
ブログ記事が入口になっているのに、サービスや事例のページへ進んでいない状態です。記事の途中に、読者と同じ悩みに合う事例やサービスへのリンクを1つだけ置きます。
毎月の数字を、
見られる形に整えます。
GA4・サーチコンソール・問い合わせの記録から、毎月見る数字を絞った月次レポートやダッシュボードをつくります。
オンライン対応・押し売りなし月30分で回せる、振り返りメモのひな形
数字を見たら、次の5行だけメモに残します。紙でも、表計算でも構いません。
ポイントは「直したこと」と「直した日」を残すことです。数字が動いたとき、何が効いたのかを後から確かめられます。一度に何か所も直すと、何が効いたか分からなくなるので、1か月に1つで十分です。
AIからの訪問も、ついでに見ておく
ChatGPTなどのAIの回答から、サイトに来る人も出てきました。数はまだ少なくても、どのページがAIに紹介されているかは、検索とは違う傾向が出ることがあります。GA4での見方はGA4の「AI Assistant」の記事にまとめています。
よくある質問(FAQ)
毎月どのくらいの時間がかかりますか?
慣れれば月30分ほどです。最初の1〜2回は画面の場所を探すのに時間がかかるので、見る画面をブックマークしておくと楽になります。
GA4とサーチコンソールの数字が合いません。
数え方が違うためで、合わないのが普通です。サーチコンソールは「検索結果でクリックされた回数」、GA4は「サイトに来た訪問(セッション)」を数えています。それぞれの中で、先月と比べて増えたか減ったかを見てください。
閲覧する権限がありません。
サイトを作った制作会社や、以前の担当者がアカウントを持っていることが多いです。GA4は「プロパティのアクセス管理」、サーチコンソールは「設定 → ユーザーと権限」から追加してもらえます。自社のGoogleアカウントにも権限をもらっておくと、担当が変わっても困りません。
まとめ
GA4とサーチコンソールは、全部を読む必要はありません。毎月5つの数字を上から順に見て、「来月直すページ」を1つ決め、直した日を残す。これを続けるだけで、数字は「眺めるもの」から「次の一手を決める材料」に変わります。
数字はあるのに、
次の一手が決められないときに。
今ある数字と問い合わせの記録を一緒に見て、毎月見る数字と、来月直すページを決めるところまでお手伝いします。
オンライン対応・押し売りなし