- 地方の予約制のお店でよく起きる「情報のズレ」の具体例
- 初めてのお客さんが、予約の手前で離れてしまう理由
- そろえるべき3つの情報と、媒体ごとの直し方
- ズレを二度と起こさないための、更新のルール
地方の飲食店や観光施設、サロンの集客をお手伝いしていると、いちばん多い「もったいない」はこれです。お店の情報が、媒体ごとにバラバラになっている。
お店の人は全部わかっているので、気づきません。でも初めてのお客さんは「どれが本当?」で手が止まり、予約の一歩手前で静かに離れていきます。広告を出す前、ホームページを作り直す前に、まずここをそろえてください。お金はかかりません。
よくある「ズレ」の例
特定のお店ではなく、地方の店舗支援でよく見かけるパターンをまとめると、こうなります。
| 項目 | Googleマップ | グルメサイト | ホームページ | |
|---|---|---|---|---|
| 予約の方法 | LINEで予約 | 電話のみ | LINEで予約 | 載っていない |
| 利用時間・営業日 | 臨時休業が未反映 | 古い定休日のまま | 最新の営業日を投稿 | 載っていない |
| ウェブサイト欄 | Instagramを登録 | 未登録 | LINEへのリンク | ― |
どれも一つひとつは小さなことです。でも、お客さんの頭の中では「電話しないといけないのかな」「今日は開いているのかな」という小さな不安が積み重なります。
なぜ、予約の手前で離れてしまうのか
初めてのお店を選ぶとき、多くの人は複数の媒体を行ったり来たりします。Googleマップで場所と口コミを見て、Instagramで雰囲気を見て、グルメサイトで料金を見る。その途中で情報が食い違うと、確認の手間が増えます。
手間が増えた人は、同じエリアの別のお店を見に行きます。お店に問い合わせて確かめてくれる人は、ほとんどいません。だからズレは「問い合わせが減る」という形でしか表に出てきません。気づきにくい理由はここにあります。
そろえるのは、この3つだけ
- 予約の方法:LINE・電話・予約サイトのどれで受けるのか。複数あるなら、どれをいちばん勧めるのか
- 営業日と時間:定休日、ラストオーダー、季節営業、臨時休業の出し方
- 料金の目安:コース・メニューの価格、子ども料金、予約制かどうか
メニューの細かい説明や写真まで全部そろえる必要はありません。お客さんが「行く・予約する」を決めるのに必要な情報だけ、全部の媒体で同じにします。
30分でそろえる手順
1. 自分のお店の名前で検索する
スマホで店名を検索し、上から順に出てくる媒体(Googleマップ、グルメサイト、Instagram、ホームページ、観光サイトなど)を書き出します。お客さんが実際に見ているのは、この並びです。
2. 3つの情報を表にする
媒体ごとに「予約の方法」「営業日と時間」「料金の目安」を書き写します。食い違っているところに印をつけます。
3. 正しい情報を1つに決める
「予約はLINEがいちばん、電話でも可」のように、お店としての正解を決めます。ここが決まっていないと、どれだけ直してもまたズレます。
4. 各媒体を直す
Googleマップはビジネスプロフィールの管理画面から、Instagramはプロフィールとハイライトから直します。グルメサイトの多くは、お店側が情報を直せる仕組みがあります。ログインできない媒体は「誰が管理しているか」を確認するところから始めてください。
5. Googleマップのウェブサイト欄を見直す
ウェブサイト欄にInstagramを入れているお店は多いですが、予約の方法や料金がまとまったページがあるなら、そちらを入れた方が迷われません。予約ボタンの行き先も、実際に使っている予約方法とそろえます。
どこがズレているか、
代わりに見ることもできます。
店名で検索して出てくる媒体を確認し、予約方法・営業日・料金のズレを一覧にしてお渡しします。
オンライン対応・押し売りなしズレを二度と起こさないための、更新のルール
- 「正しい情報」を1か所に書いておく:紙でもメモアプリでも構いません。変更があったら、まずここを直します
- 変更したら、同じ日に全部直す:営業日や料金を変えたら、媒体の一覧を上から順に直します。後回しにすると、必ず漏れます
- 月に1回、店名で検索する:お客さんと同じ目線で見る習慣をつけると、知らないうちに増えた媒体(観光サイト・まとめサイト)にも気づけます
よくある質問(FAQ)
グルメサイトの情報を、お店側で直せますか?
多くのグルメサイトには、お店側が情報を登録・修正できる仕組みがあります。無料で使える範囲もあるので、まずはサイトの店舗向けページを確認してください。ログイン情報が分からない場合は、誰が登録したのかを確認するところから始めます。
Googleマップの情報を誰が管理しているか分かりません。
Googleビジネスプロフィールのオーナーが分からない場合は、Googleマップのお店のページから「このビジネスのオーナーですか?」の案内に沿って確認できます。以前の担当者や制作会社が登録していることも多いので、まず社内で確認してみてください。
ホームページがない場合はどうすればいいですか?
その場合は、Googleマップのビジネスプロフィールを「正しい情報の置き場所」にして、他の媒体をそこにそろえるのが現実的です。予約の方法・営業日・料金がまとまったページを作るのは、その次で十分です。
まとめ|集客を増やす前に、まず情報をそろえる
媒体ごとの情報のズレは、お金をかけずに直せて、しかも直した日から効く数少ない打ち手です。店名で検索し、予約の方法・営業日・料金の3つを表にして、全部の媒体で同じにする。それだけで、予約の手前で離れていたお客さんを取りこぼしにくくなります。
情報の整理から、Googleマップ・SNSの運用まで。
地域のお店の集客を一緒に考えます。
今ある媒体を活かしながら、どこから直すと効くかを優先順にお伝えします。
オンライン対応・押し売りなし