介護情報基盤の稼働と認定調査票の電子化を確認するケアマネジャー
この記事でわかること
  • 介護情報基盤とは何か(2026年4月から稼働、準備が整った自治体から)
  • 要介護認定情報をWEBで参照できる方向に進んでいること
  • 「全部電子化された」が誤りである理由(名古屋・高槻の実例)
  • 移行期に残る「二度打ち」をどう減らすか

「介護情報基盤が始まったから、認定調査票の紙もそのうち全部なくなる」——半分は本当で、半分は誤りです。制度は確かにデジタル化へ動いていますが、2026年時点では自治体ごとに紙・電子の運用差が大きいのが実態です。この記事で、最新動向と現場の現実を整理します。

介護情報基盤とは

介護情報基盤は、2026年4月1日から稼働し、準備が整った自治体から順次利用する仕組みとして進んでいます(厚生労働省)。方向性としては、介護事業所が要介護認定情報などの公式データをWEBサービス経由で参照できるようにし、市町村への情報提供依頼や窓口・郵送での受領を減らしていく流れです。

さらに、ケアプランデータ連携機能は介護保険資格確認等WEBサービスへの統合が進み、公式サポートサイトは2027年1月からの移行を案内しています。制度としては「認定情報の紙受領→再入力」という流れを一部で減らす可能性があります。

大枠の方向

長期的には、認定情報の公式な電子取得が増える方向です。だからこそ、いま制度がどこまで進んでいて、自分の自治体では何が紙のまま残っているかを見極めることが大切になります。

「もう全部電子化された」は誤り——2026年の自治体差

基盤が稼働しても、2026年度に紙の用紙を使っている自治体は実在します。公表資料からの例です(各自治体の公開情報に基づく事実の紹介で、全国一律ではありません)。

自治体(公表資料の例)運用の例
名古屋市(令和8年度 認定調査の委託)「認定調査票(OCR用紙)」を郵送し、返信用封筒で提出する運用を案内
高槻市郵送提出用の特記事項様式と、オンライン提出を併存
つまり

「認定調査は今も全部紙」も、「もう全部電子化された」も、どちらも正確ではありません。移行期で、自治体・業務フローによって紙/PDFが残る——これが2026年時点の安全な理解です。

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紙が残っているうちの「二度打ち」を軽くする。

電子化が進むまでの移行期こそ、紙・PDFの特記事項を打ち直す負担が残ります。スキャンしてメールで送るだけで、AIがテキスト化。介護ソフトへ貼れる形でお返しし、確認はケアマネ本人が行います。

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移行期に残る「二度打ち」をどう減らすか

制度が完全に切り替わるまでの間、現場には「紙で受領→自所の介護ソフトへ再入力」という二度打ちが残ります。ここで持っておきたい整理はシンプルです。

この考え方なら、制度が進んで紙が減っても無駄になりません。連携で置き換わる部分は置き換え、残る手作業だけを軽くする——という順番です。連携システムとOCRの役割の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:紙は「まだ残る」。だから移行期の設計を

介護情報基盤の稼働で電子化は進みますが、2026年時点では自治体差が大きく、紙・PDFの特記事項は当面残ります。制度動向は定期的に更新しつつ、いま残っている二度打ちを軽くするのが現実的です。関連して認定調査票OCRとは?注意点もあわせてご覧ください。

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